taiwacafe’s blog

対話、読書会、本、イベント、大桟橋の記録です。

三島由紀夫『午後の曳航』で語り合う読書会

おはようございます😃
とにかく語り合いたいというご要望にお応えして、語り合う読書会をスタートとして、昨晩第2回を開催しました。
なんと第2回にして満席となりました(^^)

 

今回の課題型読書会は、通底するテーマが思いがけずに思春期となり、17歳セシル『悲しみよこんにちは』→13歳登『午後の曳航』→次回は16歳ホールデンライ麦畑でつかまえて』となりました。

昨日の読書会は、三島作品は初という方がほとんどという新鮮さ(^^)
また、読書会初参加の方も多く、
「こんなに深く語り合ったことはなかった!職場でも友人間でもない。とっても貴重な体験をした。頭を整理するので大桟橋の夜景を見ながら帰ります」

◇三島作品からは死の匂いがする
◇三島のすごさは作品に決まったスタイルがない。
◇随所に現れる違和感が魅力のひとつかもしれない
◇読了感は悪いが惹かれる
◇三島自身が船乗りに投影されていて、結末も彼の望みの昇華
◇三島の美学とはどのように死に至のか?葉隠につながる?
切腹の美学?
◇三島の描く裸体描写は丁寧に描かれているが、男性の視線ではない。女性から読むと美しさを感じない
◇三島はLGBTではなかったのか?ゆえに生きづらさを抱えていた
◇男性小児愛の傾向もある?
◇三島本人を語るには、もっと丁寧な検証が大事なのではないか
などなど。
途中、哲学対話のような会話も出現!

本をつまみに語り合う読書会で、金曜日の夜に心に安らぎと癒しと栄養を♡

 

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