対話を標榜する首長は多いが・・・
神奈川県知事も県民との対話に力を入れています。
黒岩知事との“対話の広場”Live神奈川、というものです。
「いのち輝くマグネット神奈川」を実現するための重要な施策や事業について県民の皆様と知事が直接意見交換を行います。
会場の様子はインターネットで生中継配信を行い、Twitterによる意見の受け付けも行います(ハッシュタグ:#taiwa_kanagawa)ので、会場にお越しいただけない方も、ホームページから参加することができます。
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/h3e/cnt/f300633/p368964.html
とあります。対話を標榜する、意見交換会です。
では、対話と意見交換は同じなのか、違うのか?
対話はテーマに沿って為された意見に対して、問いを立てます。言わば問いの積み重ねです。対話は過程が大切であり、結果を求めません。
参加者の気づきの促進の場であり、正しい間違っているという確認の場ではありません。
意見交換会は、文字通りだと県民が知事の考え方を問い、そして知事の考え方を知ることで終わります。
もしかしたら、県民のアイデアが活かされることがあるかもしれませんね。
ただ多分に、知事の意見表明に終わるような気がします。
知事の考え方が間違っていないという確認作業でしょう。
対話が行われるとしたならばそれはフラットな場であり、既定路線、予定調和とは異なる世界です。